オランダは、2025年4月13日から10月13日に開催される「2025年大阪・関西万博」に参加できることを、大変光栄に思います。地球規模で人類が直面する問題に取り組むことを目指すこの万博では、世界中の人々とイノベーションが、一堂に会します。万博期間中には、160を超える国や組織が、レジリエントな未来の構築に役立つ新技術やソリューションを紹介します。
2025年大阪万博(関西)のテーマは「くらしの未来社会デザイン」です。このテーマは、オランダの精神にも深く共鳴します。オランダは、世界中のパートナーとともに、私たちの社会と地球が直面する、多くの課題の解決に取り組みます。気候変動。エネルギーシフト。食糧安全保障。グローバルヘルス。これらの課題を解決するには、さまざまな国や人々の力が必要です。多様で異なる角度から物事を見つめ、既成概念にとらわれず、新しいアイデアや可能性を探求する必要があります。そして、共通の基盤の上に立ち、互いに協力することで、革新的で持続可能な解決策を生み出すことができます。
オランダ館のテーマを見る
気候
気候変動によって引き起こされる混乱が深刻化するなか、大胆な対策への緊急性が、かつてないほど高まっています。オランダは、エネルギーシフト、サステナビリティ、サーキュラーエコノミー(循環経済)を重視し、日本の産業界を含むグローバルなパートナーとともに、革新的なソリューションを見出すことに尽力しています。
健康
産業革命と近代化以降、平均寿命が大幅に伸びたにもかかわらず、社会経済上の健康格差は、世界的に依然として大きいままにとどまっています。日本とオランダは、高齢化や医療費増大といった共通の課題を背景として、こうした根強い不平等に取り組むため協力しています。
技術
最先端のテクノロジーで、世界的な課題を解決し、成功にむけたイノベーションの強みを共有し、国際コラボレーションが、人間中心の責任あるデジタル環境を形成する未来を想像してみてください。こうしたビジョンが、実りある協力の歴史を持ち、ともにハイテク技術革新のリーダーである、オランダと日本のパートナーシップの核心にあります。
食糧
気候変動によって異常気象の頻発や深刻化が進み、世界の食糧安全保障に大きな脅威をもたらしています。世界の人口は、2050年までに100億人近くに達すると予想されており、革新的で持続可能なソリューション開発が極めて重要です。
文化
2025年大阪万博は、芸術・文化・遺産分野における国際交流のプラットフォームです。日本とオランダは、歴史的に深い絆で結ばれています。2025年には、両国の文化・経済交流樹立から425周年を迎えます。