
高齢化は世界に関わる問題だ。オランダでは、高齢者たちが孤立している。日本の全人口の3割近くが65歳以上であり、高齢化社会によって他に類を見ない問題を突きつけられている。しかし、日本の高齢者たちの多くは、運動によって驚くほど活発に暮らし続けている。ダンスには彼らの生活を大きく変える力がある。ダンスは、健康な体を作り、喜びをもたらし、社会との繋がりを育む。
コレオグラファーであるAdriaan Luteijn率いるダンス・カンパニーIntrodansと、Dai Matsuokaが監督・振付を担ったインクルーシブな演劇フェス「LAND FES」。世代を超えたダンサーたちのコラボレーションに魅了された両者が手を組み、老いた世代の知恵と若い世代の身体能力を、あるいは、老いた世代の身体能力と若い世代の知恵を融合させた。このプロセスを通して、様々な世代のダンサーたちが互いから学ぶことが可能となる。
ラテン語の「一」「調和」を意味する「UNUM」と名付けられた本作品は、運動から生まれる相互作用と創造性の力を探る、世代を超えたダンス作品を基盤としている。多様な身体性を持つ者も含め、オランダ、日本から招いたプロのモダンダンサーやバレエダンサーと彼らの両親や祖父母、子供たちに集ってもらった。高齢化社会、ライフサイクル、家族間のダイナミクスなどの挑戦的な社会的テーマを提示し、これを観る者に共生社会を作るということについて考えてもらうパフォーマンスとなっている。互いに利益を与え、協力し、共同体の発展と福利を連携させることのできる社会のために。
チーム
「UNUM」はIntrodansによる作品であり、「LAND FES」と貞松・浜田バレエ団の協力のもと制作された。
監督・振付: Adriaan Luteijn(Introdans所属コレオグラファー)、Dai Matsuoka(コレオグラファー、舞踏家、 LAND FES(日本)所属アーティスティック・ディレクター)
演出: Yurika Gumiya
音楽: Naoyuki Takeda
ダンサー: Angelica Villalon (Introdans所属)、 Mark van Drunick(Introdans所属)、 Kenta Kanbara、Shiori Kanbara、Toshihoshi Goto (貞松・浜田バレエ団所属)、 [名前未定] Villalon、Anne van Drunick、他。
Introdansについて
1971年に設立され、エネルギーあふれるダイナミックな振付、そしてダンスにインクルーシブネスとアクセシビリティを献身的に取り入れたことで知られる。ダンスには物事を変え、個人やコミュニティを繋ぐ力があるという信念のもとに活動する。ダンスの伝統を保存し、披露すると同時に、若い世代に向けた現代的なクラシックスタイルも用いて、インタラクティブな企画や新進のコレオグラファーによる新作を発展させてきた。そうした制作を通じて、多種多様な体型、年齢、経歴、ジェンダー・アイデンティティを持つ優れたダンサーたちを起用し、社会におけるインクルージョンを広め、ダンスによって人々に力を与えている。v
日本のパートナーたち:「LAND FES」と貞松・浜田バレエ団
「LAND FES」は、ユニークな形で舞台芸術とローカルなコミュニティ、多様性を繋げる。社会的なインクルージョンと、文化的・アート的交流を可能とするプラットフォームの実現を目標としている。
貞松・浜田バレエ団は、かつてIntrodansに所属していたダンサーYusuke Tsutsumi Sadamatsu率いる神戸の国際バレエ団。クラシック・バレエや創作作品のパフォーマンスで知られている。
イベント
•初公演、5月21日、[18:00]、万国博覧会会場内ナショナルデーホール。オランダのナショナルデー開催に合わせて行われる。
•公演、[5月24日]、 [18:30]、神戸市、神戸文化ホール。
•公演、[5月27日]、 [19:30]、京都市、ロームシアター京都。
• 「Universal Equity」(5月16日〜6月9日)ショーケースの一部として、オランダ館のイベントスペース。
•トークショー、同スペース。