「再考、再利用」: HOH Architecten

カンマとしての建物

Mental Maps Overlaid

「再考、再利用」は、現存する建物を解体するのでも、ただ保存するのでもなく、再利用できるという点に注目し、建築と遺産に対するオルタナティブなアプローチを提案する。この一手は、現在と未来と過去をつなぐ架け橋となるだろう。

長らくのあいだ、日本の建築文化は解体と再建によって形作られてきた。地震や火事といった歴史的災害から生まれた、未来に希望を持たせる文化だ。それに対して、オランダの建築文化は過去を基盤とする。未来へ向けた答えを探す時、過去にインスピレーションを求めるのだ。古きと新しき、そして変化に対するこうした様々な視点を比べてみると、三つ目の選択肢が現れる。現在を起点とし、建築を決定的な句点や感嘆符ではなく、カンマとしてみなすものだ。つまり、変化と変化の間の小休止として。

オランダと日本双方のパートナーとのコラボレーションのもと、HOH Architectenは日本各地(東京、札幌、倉敷)とオランダで広く深く研究を進め、数々のワークショップやメンタル・マッピングのエクササイズ、講義等を行ってきた。研究の産物として両文化間の対話が生まれ、私たちが何を重んじ、私たちを取り囲む建造環境にそれがどう反映されているかを考察することができた。私たちが重んじるものこそ、私たちが関心を持ち、保存し、再利用し、次の世代へと渡すものだ。私たちは、変化に、時間に、物質に、空間に、デザインに、技術に、どのような価値をつけるのか。社会的価値と経済的価値はどのような相互的関係を持つか。それらを体験するとき、建造環境はどのように影響するか。あるいは、体験はどう建造環境を影響するか。

建造環境に関する異文化間の対話は出版物として記録され、万国博覧会にて予定されているシンポジウムで紹介される予定だ。
 

チーム

Jarrik Ouburg、Freyke Hartemink、Andreea Pirvan – HOH Architecten
Daiki Nakagawa – カルチュラル・オーガナイザー、JNACA (JP)
Jean-Paul Corten – シニア・アドバイザー、カルチュラル・ヘリテージ・エイジェンシー

HOH Architectenについて

HOH Architectenは建造環境の多様な側面に関わる建築事務所。研究と教育は相互に影響し、相互に補完するものとして考え、活動に取り入れている。
 

イベント

• シンポジウム、9月27日、11時[確認中]、東京、千葉大学、墨田キャンパス。
•「Universal Equity」(5月9日〜6月9日)ショーケースの一部として、オランダ館のイベントスペース。 
• トークショー、[日付未定]、15時〜17時、同スペース。