425周年

日本とオランダの関係は、1600年にオランダ商船デ・リーフデ号が九州に到着したことに始まります。このパートナーシップが、知識を交換し、日本の近代化を支援した各地での蘭学塾の設立につながりました。

Shiba Kokan - A meeting of Japan, China and the West in the late 18th century

約240年の間、オランダは日本にとって唯一のヨーロッパの貿易相手国でした。今日、この関係は繁栄し、オランダにとって日本は貿易、技術革新、文化面での重要なパートナーとなっています。両国は自由、民主主義、法の支配という価値観を共有しています。オランダは日本の文化遺産の素晴らしさを理解する一方で、日本は高齢化、都市化、持続可能性、社会的包摂といった社会的課題に対するオランダの革新的なアプローチを評価しています。

Osaka castle

大阪城で「コモングラウンド ―新たな幕開け展」開催 

2025年5月9日から5月29日まで、在大阪オランダ総領事館による日本とオランダの初期の関係を紹介する展覧会が開催されます。リーフデ号が来航した1600年から19世紀半ばまでのオランダ人の日本滞在の様子を紹介します。見どころは、大分県臼杵市に漂着したエラスムスの像(東京国立博物館より貸与)、平戸にあったオランダ工場の実物品、長崎県出島にあった書籍の原本や品々の実物などです。展覧会の公式カタログ(下記からダウンロード可能)で、展示品を紹介しています。この展覧会は、大阪城の入場券を購入された方はどなたでもご覧になれます。チケットや他の詳細は大阪城公式ウェブサイトをご覧ください。

Common Ground

マンガ版 「コモン・グラウンド 日蘭交流のはじまり」 

これを機会に、京都の国際日本文化研究センターとの協力で、両国の歴史を称えるマンガが特別制作されました。日本の子供たちやティーンエイジャーが、展覧会場を歩きながら、日本とオランダの物語を理解し、興味を持ってもらえるよう願っています。このマンガは、フレデリック・クレインス氏が執筆し、三浦麻乃氏がイラストを担当しました。ダウンロードが可能になり次第、このウェブサイトに追加します。